口の健康のために知っておきたいこと

  医療が儲かるDOS医療から患者が利益を得るPOS医療へ

 患者中心の医療(POS)は、30年前にアメリカの内科医Weedによって提唱されました(Weed、1969)。これまでの医師や病気を中心にした医療(DOS)に対し、患者中心の医療 (POS)は、生活の質(QOL)が重視され、患者の自主性、自己決定権、不可侵権、守秘権が尊重され、インフォームドコンセントが強調されます。DOSを外科手術に例えると、「医師が除去手術に長け、この方法が最善であると信じていれば患者は否応無しに医師に従わねばならないことになります。POSでは、外科手術以外に複数の治療内容のメリット、デメリットを科学的根拠に基づいて説明し、かつ患者が理解し、患者が治療法を選択したことを確認して治療が始まるのです。 

インフォームドコンセント.イラスト

   日野原重明先生(聖路加国際病院名誉病院長)は1970年頃、日本の国民が受ける医療は質的に前進がなく,医学教育も古い昔の考えが主流であることを問題視されていました。先生は5年後に「患者を中心にした新しいPOS医療」を日本に広める決心をされ現在もその普及に努力されています(日野原、1973)
 旧厚生省は、「21世紀は医療に関する患者の意志と自由を尊重し、患者の人権が守れるような医療を提供できるように、医療人と患者との関係が変わることを求めています(雨宮、1996)」。

国民も医療従事者も共にPOSを正しく理解して健康増進に役立てましょう。


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