口の健康のために知っておきたいこと

  予防を重視する歯医者さんはこんなことを教えてくれます

●歯磨き

 まず、ムシ歯と歯周病は細菌による感染症であることを分りやすく教えてくれます。歯磨きは、ブラシで歯や歯肉に付いた毒素を出す細菌の数を減らすことなのです。毒素を出す細菌の数を減らすために、あなたの口腔に適したブラシを選んでくれます。あなたの歯型を使って、一歯ずつ時間をかけて細菌の数をへらす方法を教えてくれます。あなたが実際に歯磨きをして、何処に細菌が残っているかを教えてくれます。舌は細菌が多く付いていて口臭の原因にもなりますので舌ブラシの使い方も教えてくれます。歯と歯の間の細菌は歯ブラシだけでは取れませんので糸ようじと歯間ブラシの使い方も教えてくれます。
  ●細菌の膜(バイオフイルム)の破壊
 歯の表面には細菌の塊が層状に重なり合い多糖体に保護されてこびり付き感染の慢性化、難治化を招いています。この層をバイオフイルムと呼びます。歯面に付着した毒物のバイオフイルムは普通の歯磨きではなかなか取り除くことができません。歯科医または歯科衛生士が専用の器具を用いて機械的に歯面のバイオフィルムを取り除きます。バイオフイルムを破壊して取り除いてもらった後はバイオフイルムが出来にくくする方法を教えてくれます。バイオフイルムは3か月の間隔で破壊(専門家による細菌膜の除去)しなければならないことも教えてくれます。
男の子.イラスト
 

●唾液検査の結果
 唾液検査の結果あなたはリスク(危険度)が高いことが分かったとしましょう。ムシ歯や歯周病の予防薬剤として効果のあるクロルヘキシジンの含嗽やクロルヘキシジンのゲルの塗布をしてくれます(寺田ほか、1998)。ムシ歯の原因菌であるMS菌が多い場合はMS菌の減らし方を教えてくれます。正しい砂糖の摂取法を教えてくれます。LB菌はムシ歯の出来はじめには関係しませんが、ムシ歯が一旦出来るとムシ歯の進行を早め、砂糖の多い食生活や合っていない詰め物や被せがあるとLB菌は増加することを教えてくれます(熊谷、1996)。歯に合ってない詰め物や被せを修正してもらって下さい。LB菌の増殖を抑制するためには砂糖の多い食品の飲食を避けることやお菓子を制限できない場合は、食後のデザートにお菓子を摂取するようにすると、間食のお菓子の量を少しでも減らすことができることを教えてくれます。飲食回数の多い場合は砂糖の量を減らしてできるだけ砂糖代用食品を使用しましょう。唾液の量が少ない場合や唾液緩衝能の低い場合には唾液が良くでるような食品の取り方、キシリトールガムが何故口腔健康に良いかをおしえてくれます。

  これからの時代は、ムシ歯や歯周病にならないように予防に焦点を合わすことです。病気になってからでは嫌な思いやお金がかかります。3ヶ月に一度の継続予防管理をしている歯科医を『かかりつけ』にしましょう(図1)。

 

(図1)
  図.1


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